yoshimin's study note

interest
興味があるのは雨。特に、台風とか夏の夕立みたいな、急に ざぁっと降る粒の大きい雨が好き。昔から、なぜか台風が近づいてくるとわくわくしてた。雨だけじゃなくて、息が苦しくなるくらいの風の感じもたまらない。

history
気象に興味があったのは昔から。気象予報士の資格ができた のは、私が中学校のときで、その頃からいつかは取ってやるって思ってた。でも大学受験のときは、宇宙の勉強がしたくて、そういう学科を探して入った。だけ ど、宇宙物理学はやっぱり難しくて、すぐあきらめた。この学科に、宇宙だけじゃなくて、気象とか地震とか、自然物理系の講座がほかにもあったのは、私に とってすごく運が良かった。だからこそ、気象の研究をしていこうって思えたし、いろいろ勉強して、予報士の資格も取れた。弘前大学理工学部地球環境学科に は、ホントに感謝です。

past
卒論のタイトルは、「熱帯降雨観測衛星TRMMを用いた南 米域の雷活動と降水活動の研究」。TRMMは、初めて降水を直接観測できる降雨レーダ(PR)を搭載した衛星だけど、そのほかにもいろいろなセンサがあっ て、雷観測装置(LIS)も特徴的なもの。この、PRとLISのデータを比較して、南米域の降水活動と雷活動の季節変化の相異や、地域差を調べた。私と TRMM、特にLISとの関わりはここから始まったのです。LISのデ−タ3年分をデ−タセットにするために、1つ1つ変換していった作業 のことは、忘れたくても決して忘れられません。
TRMM_LISによる雷分布 click here!!

now and future...
大学を卒業後、名古屋大学環境学研究科に進学。地球水循環研究センター で研究中。今は、対流活動の発達と降水、雷との関係を調べようとしている。TRMMだけだと、対流活動の時間的な発達具合は見られないから、気象衛星ひま わり(GMS-5)のデ−タも使って...と思っているのだけど、これがちゃんとできるのかはまだ謎。扱うデ−タがものすごい量になりそうで、かなり怖 い。とりあえず、始めの段階として、PR storm heightとLIS flashの関係を見ています。
→GMS_IR1輝度温度の変化との関係を見始めました。(2002.11〜)
→事例をsystemとして見始めました。(2003.2〜)
→この研究と平行して、GMSとTRMM_VIRSによる雲分布の日周変化の様子も見ています。(2003.3〜)
→GMSで観測されたsystemのうち、TRMMでも観測されているものを中心に解析中です。(2003.5〜)
→現在は海上で観測されたものを解析中。どうやら降水は、輝度温度や面積の変化量にも関係するようで...。(2003.8初め)
→秋の気象学会で、これまでの成果を発表することになりました。気になる日時は、10月17日(金)11:10〜12:30のポスターセッションです。ち なみに隣りは、高校と大学の同級生です。今の状態だと、予稿に書いたものと多少違う内容になりそうな予感。(2003.9.22)
→学会では、たくさんの人に発表を聞いてもらうことができました。
→解析領域内での雲分布について、日周変化を含めて見ています。(2003.10〜)
→修論提出は1/22(木)、発表は1/29(木)30(金)です。あと2ヵ月弱、がんばらなければ!!今、研究が2つの方向に分かれてしまって、どう やって論文にまとめればいいか悩んでしまいます。(2003.11.26)

修士論文
衛星データを用いた海洋大陸及び西太平洋域の雲活動に関する研究 要旨 全文(pdf,2.2MB)

学会発表
近藤善美・中村健治:熱帯域におけるGMS輝度温度とTRMM PR降水強度との関係
日本気象学会2003年秋季大会, 仙台, P319  ポスター(pdf,750KB)